支部会活動近況報告
同窓会組織の中で卒業年度ごとのクラス会と地域を取りまとめる支部会は同窓会組織の横の糸と縦の糸に例えられ、同窓会活動の両輪を担ってきました。クラス会は卒業後一貫して変化のない顔ぶれが生涯続きますが、支部会は流動的要素が加わります。また、支部会は原則、都道府県単位で区割りをし、広大な地域を網羅する北海道や卒業生が多い都県はさらに細分化されています。区割りしただけで名目のみの支部や世代交代がうまく進まず活動が停滞している支部も多く存在します。このような活動実績に乏しい支部のテコ入れを行なってきました。テコ入れの方法は一様でなく、地域に合わせた実現可能な方法を採るようにしています。最近、いくつかの支部会に関して新しい動きがありましたので、紹介させて頂きます。
第51回日本薬剤師会学術大会 金沢に合わせて開催された同窓会懇親会in 金沢(9月23日)では石川を中心に富山と福井を加えた北陸3県の同窓生に声掛けさせて頂きました。幸い白山市の青木保外志氏(D-20B)や同期の福島の濱田博夫氏など地元および学術大会への参加者も含めて、多くの方々の出席がありました。この席で北陸3県を1つの支部としてまとめ、活動してくことが承認され、支部長を滝尻茂晴氏(D-37A)に副支部長(兼事務局長)に村松 滋氏(D-43Y)にお引き受け頂きました。次回は、下関での開催ですので、中国・九州・四国地方を中心とした活動の活性化を図っていきたいと考えています。
第79回九州山口薬学大会(別府)では学会初日(11月23日)に学会主催の 懇親会が開かれました。従来、懇親会では大学別のコーナーが設けられ、同窓生が1箇所に集まることができましたが、薬学部を持つ大学が増えたため昨年より中止になったとのことで、同窓生を探すことが容易ではありませんでした。それでも寺門哲副会長の尽力により長崎支部の再開に目鼻がつき、また、地元大分の渕祐一支部長(D-22A)に支部会開催のお願いができたことは大きな収穫でした。2年後の第80回大会は沖縄宜野湾市ということですので、多くの同窓生が活躍する沖縄でも支部会活動の活性化ができるのではないかと期待しています。
これらの学会での活動とは別に支部会結成や再開の動きについて耳に入ってきております。まずは四国の高知支部です。田口恭治副会長の尽力により高知支部が発足しました。堀岡広稔氏(D-31A)に支部長を引き受けて頂き、来年には支部会が開かれる予定と聞き及んでおります。また、同窓生が多い横浜北支部ですが、戸田潤氏(D-21A)と亀ヶ谷健氏(D-48Y)が中心となり、今年度中の発足を目指して奮闘しています。また、多摩支部や広島支部も支部会開催に向けて動き出すという情報も入ってきています。
支部会活動は各支部に任されています。支部会活動に参画し、企画やアイデアを出すのも母校愛の一つと捉えています。また、他人の企画に乗るのも一法かと思います。皆さま、自分のできる形で結構ですので、支部会活動に奮ってご参加ください。