【123号】第98回 薬剤師国家試験 8,929人が合格(79.10%)
厚生労働省が29日に発表した第98回薬剤師国家試験の結果。6年制教育を受けた2期生が受験した試験で、受験者11,288人に対して8,929人が合格、合格率は79.10%で、前回から見ると9.21ポイント低下しているが、受験者数が増加しているため、合格者数は前回の8,641人を上回っている。受験区分別で見ると、6年制卒は10,557人が受験し、8,826人が合格。合格率は83.60%で、95.33%だった前回の合格率を下回った。その他の合格率は14.09%だった。男女別では女性80.79%、男性76.83%で女性の優位性が示されている。
大学別の合格率は名城大学が97.10%でトップ。岡山大95.35%、近畿大95.04%、昭和薬科大学94.07%、東京薬科大学93.65%で、合格率が90%を超えたのは71校中12校だった。国立81.20%、公立84.06%、私立78.89%で私立の合格率が悪かったが、学校数・受験生の数は断然多いので合格率が低く出たと云うことだろう。