第8回社員総会並びに第23回認定薬剤師認証研修機関協議会報告
第8回一般社団法人昭薬同窓会社員総会が本年も6月第3日曜日(16日)に開かれました。詳細は同窓会報117号に掲載予定ですので、そちらをご覧ください。今回の特徴は部活クラブ選出の社員として吉本氏(合唱部)ならびに昨年金沢で開かれた「昭薬同窓会in金沢」で選出された滝尻氏(富山・石川支部)を初めて迎えたことです。歩みは遅いですが、少しずつ活動の輪が広がっていると感じられる出来事です。また、定期の報告事項や審議事項に加えて、同窓会や社員総会のあり方についてもご助言を頂き感謝しております。ご助言についてはできるところから実施していきたいと考えておりますので、いま少し時間的猶予を頂きたいと思います。
話題は変わりますが、第23回認定薬剤師認証研修機関協議会(CAPEP)が6月28日(金)日本薬学会長井記念館で開催されました。当日は初めての試みとして、薬剤師認定制度認証機構(CPC)の社員総会との同日開催を実施しました。これはCPC社員総会への出席者とCAPEP会議への出席者の大半が同じであるという理由に端を発しております。情報交換会も含めて13時〜20時という長丁場でしたが、個人的には良いことと判断しております。CPC社員総会については省略いたしますが、CPCの立ち上げー薬剤師の第三者評価機関の立ち上げーにご尽力された故内山 充氏(6月16日逝去)への黙祷を捧げたことのみご報告申し上げます。
CAPEP会議ですが、開催担当機関(幹事)は昭和大学薬学部(代表:田中 佐知子氏)で25研修機関が出席して行われました。平成塾からは田口 恭治・寺門 哲両副会長とともに参加しました。CAPEPの協議に先立って、CAPEPの歴史や使命・意義についてG03&P03の狭間 研至氏のご講演がありました。医師や看護師の評価に先立って第三者機関による薬剤師のための評価機構を立ち上げた背景説明もあり、故内山先生の業績を知る上で興味深い内容でした。残された我々はその意思を引き継いでしっかりと生涯教育に取り組むべきであると認識を新たに致しました。また、厚生労働省医薬・生活衛生局総務課薬事企画官/医薬情報室長 安川 孝志氏による特別講演「医薬品医療機器等行政をめぐる現状・課題と対応」が行われました。薬機法の改正に向けた、①薬剤師・薬局のあり方の見直し ②薬物療法に関する連携 ③薬剤師の職能の変化などについて取り上げられました。報告事項では従来は薬剤師のみが対象であった研修単位シールの発行について、国試合格後、薬剤師登録申請した者に関しても発行可能である旨、情報共有してほしいとの報告が京都薬科大学からあり、CPC吉田理事長から「特例として認める」とのサポート発言がありました。ご審議事項では「薬剤師ドットコム」のスマホ対応や開催日時および場所の一部固定化や次期会長選出に向けた方策などが決定しました。認定薬剤師認定時の他のプロバイダーの「研修単位シール」の取り扱いについてはG01薬剤師研修センターへの対応などを中心に話し合われました。この案件も情報共有が必須であり、時間をかけて理解を深める必要があり継続審議となったことは必然であると思いました。
今回のCAPEP会議には役員として初めて運営に関わりました。解決すべき問題も多く、考えていた以上に時間を取られましたが、準備の過程で多くの方々と知り合いになることができ、また、これまで協議会を運営されてこられた方々の努力が、少しだけとは思いますが、理解できたような気が致しました。残りの任期を頑張りますので、協力と応援よろしくお願いいたします。