寄付行為改悪
学校法人昭和薬科大学理事会は、2010年3月19日に行われた第218回評議員会において、学校法人昭和薬科大学寄付行為及び寄付行為施行細則の改悪を強行した。改悪の内容は、寄付行為第24条評議員の選任中の第(4)項「この法人が設置する学校(この法人の前身者が設置した日本女子薬学校、昭和女子薬学校、昭和女子薬学専門学校を含む。)を卒業した者で年齢25歳以上の者で同窓会が推薦した者のうちから理事会において選任した者9人」とするの条文から『同窓会が推薦した者』を削除し、更に「選任した者9人」を「7人」減員するというものである。
この寄付行為の規定は、以前、理事の一部が暴走した時に、理事会・評議員会で歯止めがかけられなかったことへの反省から、善意の第三者として、同窓会からの推薦者を選出することにしたと聞いている。民主的な大学運営を期待して、当時の先達が改正した寄付行為を、後退させた今回の行為は、大学の運営に対して、批判的な意見は排除するという姑息な手段だといえる。