【105号】熊本支部総会
一般社団法人昭薬同窓会熊本県支部の2012年度支部総会が、7月28日(土曜日)午後5時からチサンホテル熊本(熊本市中央区辛島町4-39)の“たかちほ”の間において開催された。
京(カナドメ)泰男氏(D-36)の進行により
講演1 『東日本大震災被災地支援について』[熊本県健康福祉部 健康局 薬務衛生課課長補佐 大川 正晃氏(D-32)]の講演が行われた。
氏は県職員として今回の東日本大震災の被災地宮城県南三陸町に支援業務として派遣された時の経験に基づいて、支援内容について講演した。
熊本県庁に在職する勤務薬剤師は68名、本庁各課として薬務衛生課、健康危機管理課、環境保全課、廃棄物対策課、くらしの安全推進課。出先として各保健所、保健環境科学研究所、病院局(こころの医療センター)。こども総合療育センター。その他として県警本部(科学捜査研究所)に配置されている。
災害派遣保健医療チーム(第1陣)の業務内容は、(1)被災者の健康相談、健康チェック、医療支援。(2)避難所の衛生対策。派遣体制は医師1名、薬剤師1名、保健師4名、事務職2名、運転士2名、熊本大学附属病院の医師1名が帯同して合計11名の陣容である。派遣期間は平成23年3月21日~28日(本隊出発20日・先発隊19日出発)。派遣場所は宮城県南三陸及び周辺地域、宿泊場所として宮城県登米市内(南三陸町の西側に隣接、約30kmの地点)。人員の派遣は平成23年9月30日に終了、総派遣人員は593名。その他、保健医療チーム以外で東松島市等の支援として593名が派遣され、熊本県警・消防・日赤等からの派遣が1,788名等、及び実際の支援活動について講演した。
講演2として 『昭和薬科大学の6年制教育と実務実習について』して昭和薬科大学 薬品作用学教育研究室教授田口恭治氏(D-22)が6年制導入に伴う教育内容の変化等について演述した。
その後、会場をホテル内の“あまくさ”において懇親会を開催した。なお、懇親会の中で、支部長の北原正宣氏(D-13)の退任が報告され、次期支部長として大川正晃氏が就任することが承認された。
尚、空港まで出迎えて戴いた菅村(D-29)・松下(D-26)の両氏並びに次の日空港までお送り戴いた荒木(D-34)・前田(D-37)の両氏に心からの御礼を申し上げたい。