【169号】平成27年度昭薬同窓会福島支部総会
日時:平成28年2月14日(日曜日)16:00
会場:郡山ビューホテルアネックス(4階 山桜)
開会の挨拶と議事進行は浜田博夫氏(D-20)行った。先ず支部長挨拶として関 孝一氏(D-18)が、概ね『平成20年に支部総会として夏景色の三春滝桜やでこ屋敷見学を等を行ったが、その後地域の薬剤師会の会長職を仰せつかり、そのこともあって業務甚だ繁忙、同窓会の支部総会を放置するようなことになった。今回、久々に西島学長の御出席を戴き、更に同窓会本部から代表理事、島袋幸昭副会長(D-20)、小林君江事務局長(D-12)、逸見仁道理事(D-22)、田端 康理事(D-22)の御出席を戴き、また会員各位の参加も頂いて、盛会裡に支部総会を開催できることに御礼を申し上げる』との挨拶を行った。
次いで西島正弘学長が今年度の受験生の動向等、大学の近況について話をすると共に、地域の健康情報拠点として薬局・薬剤師を活用するための方策を話し合う厚生労働省「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」の座長を務めた経験から今後は同窓生・同窓会の存在がより重要になるとする概略の挨拶をされた。
次いで代表理事として、支部から要望のあった、大学・同窓会間の軋轢の歴史的経過及び改善の到達点について、挨拶を兼ねて報告した。
続いて議題の審議に入り議長に関 孝一氏を指名、斉藤克子事務局(D-12)が議事(1)として平成20年度~27年度事業報告についてとして活動休止期を含めての支部活動について報告した。更に(2)平成20年度~27年度収支決算報告が行われたが、支部総会開催までの時間の関係で、会計監査が行われておらず、仮決算報告であるとする報告がされ、承認が得られた。(3)の平成28年度以降の事業及び予算(案)の提案がされたが、従来支部会費として年額2,000円(但し、夫婦は1会員とする)を徴収していたが、年々徴収が困難になっており、今後種々論議を詰めていく事が必要ではないか等、今後の活動について提案がされた。
提案された各議題については、提案通り全て承認された。
次にパワーポイントを利用して一般社団法人昭薬同窓会の活動の紹介を逸見理事が行い、終了後『東北大震災について』と題する塩山利正氏(D-20)の講演を聞く事になっていたが、急遽体調不良ということで、斉藤克子事務局が代読した。原稿の内容は臨場感に充ちた物語であり、薬剤師が地震・津波・原発の爆発という未曾有の事件の中で地域住民のために何が出来たのかという事を実証する内容であった。
また、司会進行を務めた浜田博夫氏が、同様に東日本大震災の中で御自身が経験した中身について報告して頂いたが、幾つかの教訓は纏めて教書として使用する価値のある経験談だったと云える。
その後、意見交換会に移り、和気藹々の裡に終了した。
翌日は、斉藤雄一氏の案内で改修途次の近隣施設を案内して頂けることとなった。郡山から車2台に分乗し、いわき三和→差塩PA→四倉PA→大熊→南相馬へ出かけ、新しく開店した南相馬駅の道に寄り帰りは全線開通したという6号線を戻るというコースを走った。このコースの所々には二輪車の走行禁止の看板が出されており、車と異なり直接外気と接触する二輪車では放射線に寄る汚染を受ける可能性が否定できないからである。
所で、国会の衆議院予算委員会で、集中審議が行われているが、野党側の除染の長期目標を巡る発言で、丸山環境大臣が追及されていた。丸川環境大臣は、講演の中で『年間1ミリシーベルトの除染の長期目標をめぐり、「何の科学的根拠もない」などと発言。更に丸川環境大臣は「反放射能派がわあわあ騒いだ中で、何の科学的根拠もなく、細野さんという環境大臣が1ミリシーベルトまで下げますとかですね』とする発言内容を国会で追及され、当初はその様な発言はしていないとのたもうていたようだが、全面的に発言を認め、謝罪したという経緯があるが、地元で生活している人達にすれば、何をたわけたことを云っているんだということだろう。