2022年度 シリーズ2 まず習得したい！消化器系疾患の病態生理と薬物療法

問題１　過敏性腸症候群の病型分類は何種類ですか。１つ選択してください。

ａ）2種類ｂ）3種類ｃ）4種類ｄ）5種類

問題２　便秘型の過敏性腸症候群の硬便、兎糞状便は便形状の内、どのくらいの割合ですか？

ａ）15％以上ｂ）25％以上ｃ）35％以上ｄ）45％以上

問題３　下痢型の過敏性腸症候群の軟便、水様便は便形状の内、どれくらいの割合ですか？

ａ）15%以上ｂ）25％以上ｃ）35％以上ｄ）45％以上

問題４　混合型の過敏性腸症候群の混合型の便形状の割合は以下のどの割合ですか？

ａ）硬便・兎糞状便が15％以上、軟便・水様便が15％以上ｂ）硬便・兎糞状便が25％以上、軟便・水様便が25％以上ｃ）硬便・兎糞状便が35％以上、軟便・水様便が35％以上ｄ）硬便・兎糞状便が50％、軟便・水様便が50％

問題５　ブリストル便の形状スケールはいくつの型に分類されていますか？

ａ）3種類ｂ）4種類ｃ）5種類ｄ）7種類

問題６　ブリストル便の形状スケールではソーセージ状の硬い便は何型ですか？

ａ）2型ｂ）3型ｃ）4型ｄ）5型

問題７　消化管機能に作用する薬剤はどれですか？

ａ）抗コリン薬ｂ）ルビプロストンｃ）リナクロチドｄ）エロビキシバット

問題８　ロペラミドは以下のどの薬剤の範疇ですか？

ａ）消化管機能に作用する薬ｂ）粘膜上皮機能変容薬ｃ）胆汁酸トランスポーター阻害薬ｄ）浸透圧下剤

問題９　ロペラミドの禁忌は以下のどれが正しいですか？

ａ）低体重児ｂ）新生児ｃ）6ケ月未満の乳児ｄ）上記全部

問題10　止瀉薬の内、牛乳アレルギーに禁忌とされるのは以下のどの薬剤ですか？

ａ）タンニン酸アルブミンｂ）次硝酸ビスマスｃ）天然ケイ酸アルミニウムｄ）上記全部

問題11　止瀉薬の内、ニューキノロン系、テトラサイクリング系抗菌薬と慎重投与なのはどれですか？

ａ）タンニン酸アルブミンｂ）次硝酸ビスマスｃ）天然ケイ酸アルミニウムｄ）上記全部

問題12　以下の薬剤で5－ＨＴ３受容体の拮抗薬はどれですか？

ａ）ラモセトロンｂ）ポリカルボフィルｃ）トリメプチンｄ）酸化マグネシウム

問題13　ポリカルボフィルについて正しい記載はどれですか？

ａ）アルカリ性条件下でＣａを離脱する。ｂ）ポリカルボフィルは腸管で吸収される。ｃ）小腸や大腸の様な中性条件下で高い吸水性と保水性を示す。ｄ）便秘時にはポリカルボフィルが増加した水分を吸収してゲル化する。

問題14　以下の薬剤の内、粘膜上皮機能変容薬はどれですか？

ａ）トリメプチンｂ）ルビプロストンｃ）リナクロチドｄ）エロビキシバット

問題15　以下の薬剤の内、胆汁酸トランスポーター阻害薬はどれですか？

ａ）トリメプチンｂ）ルビプロストンｃ）リナクロチドｄ）エロビキシバット

問題16　胆汁酸について正しい記載を選択してください。

ａ）胆汁酸は大腸管腔内の水分分泌を抑制する。ｂ）胆汁酸は、大腸管腔内の電解質分泌を抑制する。ｃ）胆汁酸は消化管運動を亢進させる。ｄ）胆汁酸は消化管運動を抑制する。

問題17　以下の下剤で浸透圧下剤はどれですか？

ａ）酸化マグネシウムｂ）ピコスルファートナトリウムｃ）センナシドｄ）モビコール配合内用液

問題１　クローン病に対して適正な記載はどれですか？

ａ）高齢者に多発する。ｂ）消化管全体に原因不明の炎症が見られる。ｃ）大腸と肛門部位に限定されて炎症が起こる。ｄ）症状は下痢、腹痛、血便等の消化器症であり 、肛門部には異常が無い。

問題２　栄養療法に使用される経腸栄養剤の特徴はどれですか？

ａ）消化機能が残存しない場合に行う。ｂ）抗原性を示すアミノ酸が蛋白源となる。ｃ）抗原性を示さないアミノ酸が蛋白源となる。ｄ）脂肪分に富んでいる。

問題３　虫垂炎の保存的治療について正しい記載を選んでください。

ａ）炎症所見が軽度な場合は抗菌薬で治療する。ｂ）抗菌薬は起炎菌のグラム陽性球菌、好気性菌に適応のあるものを選ぶ。ｃ）絶食は行わなくても良い。ｄ）補液療法は必要ない。