薬剤師業務支援講座:「腎機能の低下」
- 日時
- 2019年5月19日(日) 13:00~16:10 (受付12:50~)
- 場所
- 町田市文化交流センター5階 サルビア(旧ぱるるプラザ)
- 住所
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〒194-0013 町田市原町田4丁目1番14号
電話:042-710-6611
JR横浜線「町田駅」町田ターミナル口直結
小田急線「町田駅」西口から徒歩5分 - テーマ
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「腎機能の低下」
講演1:腎臓病と薬・処方の注意点
講師:大橋 靖 先生
東邦大学医療センター佐倉病院 腎臓学講座腎臓病はたんぱく尿や血尿から始まり、時に急性の経過を辿り、時に慢性の経過を辿りながら、
治る腎臓病もあるが、多くは末期腎不全に至り、時に透析療法・腎移植を必要とする。
腎臓に特有の病気もあれば、生活習慣病のようなCommon Diseaseにも関連し、希少疾患にも関連する。腎臓病に有効な薬は未だ模索されており、一旦、腎臓の働きが低下すれば、腎不全によって徐々に健康が障害され、透析や移植が必要になる疾患群である。多くの薬剤は、腎排泄性あるいは腎障害性であり、腎機能に応じた投与量や投与間隔の調節、ときに中止が必要である。
薬効を得るために十分量を使用したいが、CKD 患者ではその投与に工夫が必要になる。実際、CKD 症例で薬剤性腎障害が腎不全への進行を早めることは、日常臨床上、高頻度に経験される。
多くの医師はCKD患者に対する処方に不安を抱いている。CKD 患者に有効かつ安全な医療を提供するために,薬剤師の役割は極めて大きいといえる。講演2:腎機能低下時に注意すべき薬剤
講師:石田 耕太 先生
日本赤十字社医療センター 薬剤部最近は医療機関が薬局へ検査値情報を提供する機会が増えてきている。薬剤師は腎機能に基づいた処方監査と、医薬品の適正使用の推進し実践することが求められる。透析患者をはじめとする腎機能低下患者への腎排泄性薬剤の過量投与による副作用は、未だ後を絶たないのが現状である。その中で薬剤師がどの程度、腎機能低下患者への副作用の防止に関与できるかが重要であり、患者の不利益を防ぐことが薬剤師の仕事でもある。
近年、高齢者におけるポリファーマシーの問題が注目されているように、高齢者は併存疾患が多いため薬剤曝露の機会が多くなる傾向にあり、薬剤性の腎障害をきたしやすい。
今回は病院薬剤師として経験した症例をもとに、腎機能低下患者への薬剤投与に注意すべきことを解説させていただきたいと思います。質疑応答
- 取得単位
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一般社団法人昭薬同窓会・平成塾(G12)の発行する生涯研修単位2単位
(他の認定薬剤師認証研修機関※発行の研修単位と互換性あり)
※薬剤師認定制度認証機構(CPC)認証研修機関 - 受講料
- 2,000円
- 申込方法
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ゆうちょ銀行備え付けの払込取扱票でお振込み
通信欄に『5/19受講料』とご記入の上、お名前、緊急の際の連絡先を明記の上受講料2,000円をお払込みください。 - 参加料振込締切
- 2019年5月17日(金)
※ 振替受領証は申請時に必要になりますので保存しておいてください。
※ 受講申込は受講料の振込をもって受付終了となります。
※ 5/11以降お振込の方はゆうちょ銀行からの連絡が間に合いませんので出席の旨メール又はFAXで事務局へ事前にご連絡ください。 - 郵便振替口座番号
- 00180-0-324854
- 加入者名
-
一般社団法人昭薬同窓会・平成塾
- 主催/お問い合わせ
- 一般社団法人昭薬同窓会・平成塾
町田市東玉川学園3-3138-5F
TEL 042-722-5750 FAX 042-721-1295 お問い合わせフォーム