多摩南支部
同窓会会報 No.125より
多摩南支部会
日 時:令和5年2月5日(日)
場 所:昭薬同窓会会館5階 会議室
島袋 幸昭(D-20B)

多摩南支部研修会及び総会は令和元年 12 月 1 日開催以降、コロナ禍のため開催を控えて来ましたが、コロナウイルス感染者数も減少傾向にありましたので令和 5 年 2 月 5 日昭薬同窓会会館 5 階会議室に於
いて、第 25 回多摩南支部地域学術研修会と総会を開催しました。
研修会は講師に遠藤篤(D-45Y)先生(藤沢湘南台病院薬剤部長)をお招きし、「実践!薬薬連携から地域医療連携へ」と題し講演をして頂きました。先生は平均寿命の延びに伴う複数の疾患を有する高齢患者の増加、薬物療法の高度かつ複雑化、個々の患者に適した医療を患者と医療従事者が共有意思決定する時代となっており、生涯にわたって病気と共存しながら QOL(Quality of Life)の維持・向上を目指し、住み慣れた地域で生活するための医療の充実、少子高齢化と疾病構造の変化に対して、医療資源の効率的かつ効果的な活用、このような問題に対応するために地域包括ケアシステムの構築と地域医療構想の策定が推進されている。また、医療機能の分化・連携や地域全体で必要な医療が連続的に提供される地域完結型医療の実践が重視されるようになっている。保険医療機関の薬剤師は適切な薬物療法を連続的に提供するために、地域における自施設の役割を理解し、関連する保険薬局や他の保険医療機関等との連携をより一層強化しなければならない。薬薬連携はもとより、急性期から在宅医療へ切れ目のない地域医療連携に対して、薬剤師がどのように関わるのか、期待や課題は多い。このような状況下での藤沢湘南台病院での実践的な取り組みについて分かり易く紹介して頂きました。研修会には理事監事他支部会員含め 17 名とウェブ参加 18 名が参加しました。
研修会終了後、引き続き支部総会を行い、村上純子(D-18B)会計幹事から令和元年度から令和 4 年度までの会計及び活動について報告を行い承認された後、支部長に炭谷敦子(D-29A)氏を選出しました。
支部総会終了後、茶話会を行いました。茶話会には同窓会逸見仁道代表理事をはじめ他支部会員を含めて 15 名が出席しました。コロナウイルス感染に対する懸念からアルコールなしでしたが懇親を深め楽しいひと時を過ごしました。
同窓会会報 No.118より
島袋 幸昭(D-20B)
日時:令和元年12月1日(日)
場所:町田市民ホール第一会議室

町田市民ホール第一会議室において、第 24 回多摩南支部地域学術研修会と総会を開催しました。研修会には平成塾受講生と他支部会員を含めて 17 名が受講しました。2019 年は厚生労働省によるとインフルエンザが 11 月 15 日に全国で流行期にはいり、前年に比べて四週間早く、新型インフルエンザが流行った2009 年に次いで過去二番目の早さという事であった。本格的なインフルエンザの流行期を迎えるにあたり、研修会は今泉眞知子先生(D-20B)に “ 処方解析「インフルエンザ」” についてと題して、インフルエンザウイルスに関する基礎知識、感染予防、処方薬の意図、治療薬の使用方法、副作用、使用上の注意点などについて分かり易く講演していただきました。
研修会終了後、引き続き支部総会を行い、村上純子(D-18B)会計幹事から平成 30 年度の会計及び活動について報告があり承認されたました。
支部総会終了後、懇親会を行いました。懇親会には同窓会逸見仁道代表理事をはじめ他支部会員を含めて 12 名が出席し大いに飲み、食べながら懇親を深めました。
同窓会会報 No.116より
島袋 幸昭(D-20B 昭和47年卒)
日時:平成30年12月2日(日)
場所:町田市民ホール第一会議室

町田市民ホール第一会議室において、第 23 回多摩南支部地域学術研修会と総会を開催しました。研修会は演題1を今泉眞知子先生(D-20B)に “ 薬歴のポイント ” と題して、調剤薬に関する服薬指導内容や患者さんからの相談などに関する対応、それぞれに関わる内容について薬歴として記載しなければならないポイントについて分かり易く講演していただきました。ついで、演題 2 を飯田好一先生(D-5A)に “ 薬局 40 年のうらばなし ” と題して、開局当時、手探りの状態であったが漢方薬を取り扱う薬局が少なく、また、皮膚科の医院も 1 ケ所だけだったので主として漢方薬と皮膚病を専門に取り扱う薬局とした開局の動機や薬局 40 年の間に相談をうけた乳癌や胃癌などの各種の癌、ヘルニア、硬膜下血腫、処方箋の疑義照会などの事例について話をしていただきました。
研修会終了後、引き続き支部総会を開催し、村上純子(D-18B)会計幹事の平成 28 年から 29 年度の会計報告が承認をされた後、支部長に中島薫(D-22B)氏が再任されました。その後、飯田好一先生から藤本美智(D-11B)氏が執筆した小説 “ 色は匂へど散りぬるを ”(販売:幻冬舎)が進呈されてきた旨、報告が
あり、司会の寺門哲(D-29B)氏から書店にお立寄りの際は是非ご覧になりますようにと紹介されました。
支部総会終了後、懇親会を行いました。懇親会には昭和薬科大学学長の山本恵子先生、同窓会からは逸見仁道代表理事をはじめ 10 名(内 3 名会員理事)が出席しました。
山本恵子学長から大学と同窓会の関係がギクシャクした時期もあったと聞いているが、大学と同窓会が良好な関係にあることは在校生の進路相談や就職後の指導に大変有益であると思っているので、過去の経緯にとらわれず関係改善を図っていきたいとのご挨拶があり、和やかに懇親を深める会となりました。
同窓会会報 No.111より
日時:平成28年10月23日㈰
場所:町田市民ホール第3会議室
島袋 幸昭(D−20B 昭和47年卒)

町田市民ホール第三会議室において、第22回多摩南支部地域学術研修会と総会を開催しました。
今回の研修会は今年4月の診療報酬改定で薬剤師が患者の服薬状況を一元的かつ継続的に管理する仕組みとして“かかりつけ薬剤師制度”が新設されたのを機会に「6年制卒一期生のかかりつけ薬剤師とかかりつけ薬局」と題して、鈴木伸悟先生と(1期生)古寺美笛先生(3期生)に講演を依頼しました。
鈴木先生は地元の開局薬剤師が健康相談や薬について懇切丁寧に説明する姿に憧れて薬剤師になることを志した。卒業後は大手のドラッグストアに就職したが爆買いの観光客相手にこれが薬剤師の仕事かと疑問を感じて退職し、ウイン調剤薬局の横浜西口店店長として開局から携わり、地域のかかりつけ薬局となるための工夫として、ポスター掲示や外から見えるように空箱を活用したOTCのボリューム陳列をはじめ、顧客が選びやすい配合成分別の商品配列を行い、薬局の敷居を下げて患者さんが相談に入りやすくしている。待合室、調剤室は常に清潔に保ち感じのよい雰囲気作りをして、分かりやすい説明と患者さんの状態によっては、受診勧奨表に基づき
医療機関での受診勧奨も行っている。また地域活動にも積極的に参加して、横浜市西区の納涼まつりでお薬相談会も行ってきたとのことでした。
古寺美笛先生はドラッグストア事業と介護支援事業を展開しているクスリのナカヤマでかかりつけ薬剤師として必要なカウンセリング能力、情報収集、薬歴記載事項に関する事などについて、日々研鑽を積んでいるとのことでした。
今回の研修会は、6年制卒の薬剤師が医療の現場で活躍していることに誇りを感じるとともに同窓会が若い卒業生に発表の場を提供することも重要であると思いました。
古泉秀夫会長のご挨拶を頂いた後研修会を終了し、引き続き支部総会を開催しました。支部総会は支部長の下川正見支部長が体調不良のため、前支部長の飯田好一先生が代行して開会の挨拶を行い、下川正見支部長より次期支部長を選任してもらいたいとの連絡をうけたとの報告を受け、支部長に中島薫先生を選任した後、村上純子会計幹事より平成27年度の会計報告を行い承認されました。支部会終了後、懇親会を行い楽しいひと時を過ごして終了しました。
同窓会会報 No.110より
日時:平成27年10月25日㈰
場所:町田市民ホール第二会議室
島袋 幸昭(D−20B 昭和47年卒)

町田市民ホール第二会議室において、第21回多摩南支部地域学術研修会と総会を寺門哲(D−29B)先生の司会進行により開催しました。下川正見支部長(D−7A)の、「昨年の総会で支部長に選任されて初めての研修会と総会ですが、これからも会員の研修と親睦を図り同窓会を発展させていきたい」との挨拶のあと、西島正弘学長にご挨拶をいただきました。西島正弘学長から気軽に健康相談などができる薬局の基準作りを進めている厚生労働省の「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」(座長:西島先生)において、『健康づくりを支援する薬局(仮称)』の要件として、服薬情報の一元的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導、24時間の在宅対応、かかりつけ医をはじめとした医療機関等との連携、一定の研修を修了した薬剤師の常駐などが検討されているとのお話がありました。
研修会は、町田市薬剤師会会長で東京都薬剤師会理事でもある関根克敏先生(D−34B)を講師にお迎えし「かかりつけ薬局を目指して(~薬局に求められる機能とは~)」について講演をして頂きました。薬局・薬剤師には、最適な薬物療法を提供する医療の担い手としての役割が期待されています。チーム医療において、薬剤の専門家である薬剤師が主体的に薬物療法に参加することが、医療安全の観点から非常に有益であります。地域における医薬品等の供給体制や、医薬品の安全かつ確実な使用を確保するための適切な服薬支援を行う体制の確保・充実に取り組むべきこと、更に薬物療法に併せて、後発医薬品の使用促進や残薬の解消といった社会保障費の適正化に掛かる観点での積極的な関与も求められている等、薬局・薬剤師の役割について、講演して頂き、参加者には非常に有意義な研修会となりました。
研修会終了後、総会を開催し、村上純子(D−18B)会計幹事より平成26年度(H26.4.1~H27.3.31)の会計報告、ついで寺門哲会計監査監事が監査報告を行い承認されました。
総会のあと、古泉会長の挨拶と乾杯の音頭で懇親会を行い、おおいに飲み、食べながら和やかに楽しいひと時を過ごし終了しました。