【175号】(公社)薬剤師認定制度認証機構平成28年度定時社員総会

2016/07/01会長短信

(公社)薬剤師認定制度認証機構(代表理事 吉田武美 )は、平成28年6月24日(金曜日)14:00-16:00、郵政福祉虎ノ門第2ビル1階スマート会議室で定時社員総会を開催した。提案された議案は 第1号議案 平成27年度事業報告に関する件、第2号議案 平成27年度収支決算報告に関する件、第3号議案 平成28年度会費規定に関する件。その他として平成28年度事業計画並びに収支予算についての報告 。

代表理事挨拶の後、(般社)日本病院薬剤師会北田光一氏を議長に選任、また議事録署名人として(般社)日本医療薬学会・佐々木 均氏・埼玉県病院薬剤師会生涯研修センター・中村房子氏を選任、議事の審議に入った。

平成28年度の事業概要について、近年の薬剤師業務に対する社会的要求と、期待の高まりを受けて、かかりつけ薬剤師・薬局や健康サポート薬局など薬剤師業務への信頼獲得と、業務領域の拡充開拓が進められている。その成否は薬剤師としての「人づくり」に懸かっており、生涯学習の責任は重く、その質の確保は益々重要となっている。平成26年の改正薬剤師法の第25条の2においては、従来の「情報提供義務」に加え、「薬学的知見に基づく指導が求められ、薬物治療における責任が重くなっている。

薬剤師の職能は、大きく変化しており、特に臨床関連業務が増え、チーム医療の中で薬剤師が貢献することが、社会や医療関係者から期待されている。特に薬剤師が薬の専門職として薬の個々の患者への適正使用、薬害や重篤な副作用防止などにその責任を果たすことが求められている。

また、薬学6年制教育(いわゆる薬剤師教育)が開始され、10年が過ぎた昨年度から新薬学教育モデル・コアカリキュラムでの教育が開始されている。薬学・医学の進歩に対応するための生涯にわたり自己研鑽する意欲と態度を有することも求められ、大学教育からの継ぎ目のない質の高い生涯学習環境を整えることは重要な課題となっている。

現在、薬剤師に対する各種の生涯学習制度は自主的、自律的に実施されている。それら各種の生涯学習とその成果認定の制度について、第三者評価に必要な基準等を設定し、申請に応じて、基準に適合する制度を評価し、認証するのが当機構の設立以来の一貫した事業である。現在当認証機構により認証受けた生涯研修実施機関(プロバイダー)が提供する生涯研修及び特定領域認定制度等は22に達したが、引き続き多数の薬剤師が受講し、自らの知識・技能を高め、医療現場と地域社会への貢献につなげることが出来る学習環境の整備が望まれる。

当認証機構の認証している生涯研修制度による研修認定の取得に関しては、本年度からかかりつけ薬剤師取得の一要件として評価されるようになっており、薬剤師の各種生涯学習制度を認証・評価そして公表していくことの重要性が益々高まっている。

当認証機構は、薬剤師の専門職能を向上させるために行われる各種の生涯学習の質を高め、我が国の地域社会の保健・医療の向上と、公衆衛生の進展に貢献することを公益目的事業として、平成22年7月に公益社団法人の認定を受けた。

今後も公益社団法人として、正しい目的意識と国際感覚のもと、「非営利」と「公開」という公益性の基本に則り、事業内容と、事業実施条件の公益性を確保しつつ、所期の目的を達成するために事業を展開する。すなわち、関係法令や諸規定に準拠し、組織や執行体制の改善・拡充、並びに認証を受けた機関のフォローアップ等に、適切な方策を実施する。そして適正な研修・認定制度の体制整備、並びに質の高い生涯研修プロバイダーの育成・認証の努力をする。

と云うのが今年度の事業の概要である。

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