【157号】平成塾業務支援講座-在宅医療における薬剤師の役割

2015/07/27会長短信

25年問題が頻りに話題を賑わせている。2025年「団塊の世代」の人々が75歳以上となることにより起こる諸問題のこと。団塊の世代とは、広義には1947年~51年生まれの1000万人以上の人たちを指し、彼らは2015年に65歳以上(前期高齢者)となる。25年には団塊の世代が75歳以上(後期高齢者)となり、15歳~64歳の現役人口も減少するため、日本人の5人に1人近く(2179万人、18.1%)が75歳以上となる超高齢社会が到来する。13年現在、生涯医療費は75歳~79歳にピークを迎え、要介護(要支援)になる可能性は75歳から上昇していることからして、25年頃には医療・介護・福祉サービスの需要が高まり、医療・介護などの負担と給付が大きく変わり健全な社会保障財政の運営に影響が出ると考えられている。

当然、医療も拠り在宅が推奨されることになる。今回の講師である唐澤淳子氏(株式会社ヒューメディカ代表取締役社長)は、鶴見薬剤師会の在宅服薬指導の取り組みに当初から参加し、先進的な役割を果たしてきた方である。在宅と云えば、一般的には医師、看護師は頭に浮かぶが、患者側からすればその中に薬剤師は加えられていない。当然何しに来たと云う扱いを受け兼ねない。その中で在宅、訪問薬剤師活動に取り組んで来られたことに対し、その行動力を敬する次第である。

訪問薬剤師としての仕事の基本として『専門的知識を持つ薬剤師が患者宅を知ってこそ、初めて適切な対応策を考えられる。』『薬剤師も利用者宅を訪問しなくては最善の薬物治療は提供できない』とする考え方を基本として、実際に必要とする諸問題について解説した。

薬剤師である以上、今後いずれにしろ在宅問題には係わらなければならなくなる。今回の講義はその時に対応するための指針となるものであったと云える。

2015年7月26日(日曜日)13:00-14:30。町田市文化交流センター5F会議室サルビア

ページのトップへ戻る