【126号】津波被害と防災対策

2013/05/16会長短信

4月18日(木曜日)から21日(日曜日)まで、陸中海岸の田老の住人を訪ねて出かけてきた。彼の案内で18日の夜行バスで品川を出発19日早朝に宮古駅前に到着、彼の運転で魚菜市場(まんぷく食堂で朝食・買物)→市街浸水地域・大防潮堤(万里の長城)等の被災跡地・復旧状況見学→浄土ヶ浜見学と遊覧船(三艘中二艘が流出)→田老漁協加工場(建替)・仮設住宅等見学。

20日(土曜日) 宮古→石巻→大槌町(修復されたひょっこりひょうたん島(蓬莱島)見学)→陸前高田→気仙沼(鹿折唐桑駅で、打ち上げられた300tの鮪漁船の見学)→南三陸町(“復興さんさん商店街”)→南三陸町の防災庁舎前(献花台前で御参り)→大川小学校(慰霊碑御参り)→雄勝地区(石巻市立雄勝病院の被災地跡見学)→女川町(津波で横倒しのビル見学)。

21日(日曜日)日和山(日和山は桜の名所で満開の桜が咲いていたが、60年振りという吹雪で、雪が渦巻き、遠くが見えない状況)→炎上被害のあった石巻市立門脇小学校跡→石巻市立病院(津波で1階部分が壊滅、現在は水に浸かったまま)→松島から仙台駅。

吉村昭・著:三陸海岸大津波;文春文庫,2004.3。明治二十九年(1896年)六月に青森・岩手・宮城の三県を襲った地震と津波の被害状況と昭和八年の津波、チリ地震津波の三つの津波の被害を書いた実録文学。今回と全く同じ被害が出ていることが解る。

文字に残すことの重要性を感じていたところ村井玲(D16)・宮良男(D24)両氏の連名で『東日本大震災 薬剤師の活動の記録~その時、薬剤師は何をしたか~』と題する社団法人岩手県薬剤師会発行の冊子が送られてきた。

『さて、岩手県薬剤師会は大震災時の薬剤師の活動を記録として残し、今後の大規模災害時に役立てていただこうと、下記の冊子を発行いたしました。昭薬同窓会岩手支部としましては、出来るだけ多くの方にお目通しいただくため母校の図書館へ寄贈させていただきたいと思っております。執筆者の中には、岩手県内で最も被害が大きかった気仙地方で活躍された細谷昌弘支部長(D25)、5年前に岩手宮城内陸地震を経験し、今回その教訓を活かすべく奮闘した一関市の関俊昭支部長(D23)のお二人が昭薬同窓生であることを………』とするお手紙が同封されていた。

今後の災害対策に果たす薬剤師の役割のためにも貴重な冊子である。大学の図書館で災害対策を研究するための文献を蒐集することも必要ではないかと思われるが、本書がその核となることを願ってやまない。

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