【103号】薬剤師業務支援講座受講

2012/07/12会長短信

2012年7月1日(日曜日)13:30-16:30に掛けて昭薬会館5階会議室において開催された社団法人昭薬同窓会平成塾が主催する薬剤師業務支援講座「精神神経疾患患者の服薬指導に携わってきた経験から(西埼玉中央病院薬剤科長・前田和俊)」の講演を聞く機会を得た。氏は昭和63年の病院勤務当初から独立行政法人国立精神・神経センター(神経内科)、独立行政法人国立東京医療センター(精神科)、独立行政法人国立霞ヶ浦医療センター(精神科)、独立行政法人国立小諸高原病院(精神科)等、各施設の担当病棟で、患者の服薬指導業務を行ってきた。

その経験から精神科内での薬剤師の役割として1.持参薬の確認(紹介状との照合)、2.医薬品情報の速やかな提供、3.カンファレンス時の薬剤師の視点、4.相互作用のチェック、5.副作用のチェック、未然回避、6.回診時の処方薬情報提供、7.薬剤管理指導業務(服薬指導)。但し、全ての患者が薬物療法主体ではない。更に精神科での薬剤管理指導業務において1.病歴・状態、NGワードの情報を受ける。NGワードとはそれぞれの患者にとって避けなければならない言葉がある。その確認が必要。2.治療方針の確認、3.持参薬のチェック、副作用のチェック(患者面談時)、4.処方の評価、状態の評価、5.医師との処方の組み立て、6.服薬指導、7.医師、看護師への情報のフィードバック等が含まれる。精神科の患者は診断が難しいため、医師は看護師だけではなく、薬剤師の意見も求めるようになっている。『二人の精神科医の診断が一致することは偶然に等しい』と云われるほど診断は難しく、更には使用薬剤も極力単剤を目指すという方向性が模索されている。

以上、実践に基づいた講演をして頂いたが、変化する精神医療の実態を知ることが出来た。

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